データ利用に関するQ&A
- ファイル名の命名規則について (2013/08/05)
例えば2011年東北地方太平洋沖地震時の油壷観測点のK-NET形式ファイルをダウンロードすると、以下の9つのファイルが得られます。
ABR_05_1_20110311144618.EW, NS, UD (3成分3ファイル)
ABR_05_2_20110311144618.EW, NS, UD (3成分3ファイル)
ABR_05_3_20110311144618.EW, NS, UD (3成分3ファイル)
- 最初の3文字「ABR」は、観測点コードを示します。
- 次の数字「05」は、観測点履歴の世代番号を示します。世代番号とは、強震計や収録装置の種類が変わったり、感度や遅延時間の情報が変更となった場合に増える番号の事です。油壺観測点では運用開始以降、2011年3月までに5回の更新作業があったので「05」となっています。観測点履歴については 観測点情報 ページ上で各観測点をクリックすると表示される「観測点詳細情報」ページでご確認下さい。
- 次の数字「1」「2」「3」は、1つの観測点に複数の地震計が設置されている場合の識別番号で、原則として1-3chが「1」、4-6chが「2」、7-9chが「3」という順番になっています。油壺観測点の場合、1-3chが「地中250m」、4-6chが「地中8m」、7-9chが「GL」となっていますので、「1」のファイルが「地中250m」、「2」のファイルが「地中8m」、「3」のファイルが「GL」となります。チャンネルと地震計との関係は、 観測点情報 ページの表右端列にある「公開データ方位」でご確認下さい。
- 次の14文字からなる数字は、年月日時分秒(YYYYMMDDhhmmss)で、地震発生時刻を示します。
- 機材名称について (2014/01/17)
- 強震観測装置SMAC-MDUは、SMAD-MDU、SMAD-U、SMAC-Uとも呼ばれています。
- 強震観測装置SMAC-MDは、SMAD-9、SMAD-MDとも呼ばれています。
- センサの設置方位について (2015/10/15)
波形データは「NS, EW, UD」の各成分データとして出力されますが、NS成分のN方向は必ずしも真北を向いているとは限らず、建物に平行した向きで設置されている事もあります。センサの設置方位の情報は、真北とは異なる方位の場合、観測点詳細情報ページ(観測点情報ページで知りたい観測点コードをクリックすると表示されるページです)にある観測点履歴の「備考」欄に記載されていますので、ご確認下さい。